秋晴れの中、令和4年9月25日、第18回姫路お刀同好会を開催いたしました。
初心者さん
初心者さん(初めて刀を持つ方。または2回目までの方。希望があればそれ以上参加されている方にも)マンツーマンで刀の持ち方、観方を教えます。
①姿 ②地鉄 ③刃文 ④帽子と、一回一回見方を教えますので、一本の刀に計4回触れていただくことになります。
まずは礼。その後刀の取り上げ方。半身のとり方など。姿を観るときは「左足を引いて~。右腕を突き出して~」「ハバキを地面に平行に」「ほら、傾けたら反りの中心が動くでしょ」などなど。終わったら列の後ろに戻って次の人に同じことを。
一回りしたら、次に地鉄を観るために、「左手を離して~、右足を引いて~、それから左手を袱紗の下へ。袱紗は裏返さない…」というのを人数分やるわけです。
正直講師はクタクタになるのですが、こうしてきちんと刀の観方、扱い方を覚えた方は、支部に入っても危なげなく鑑賞していただけるようになります。
経験者さん
今回は経験者さん(支部に参加している方々。といっても初心者です)に、一本の刀をチームで鑑定していただきました。
みなさん本などを開きながら熟考。
最後に①姿係 ②地鉄係 ③刃文係 ④帽子係 で鑑定内容を発表していただきましたが、課題が難しすぎたのか、みんな頭から湯気を出してて、観てて楽しめました。
僕も支部の鑑賞会ではこうなっているわけですが。
最後に
今回も多くの方に集まっていただき、有難うございました。
毎回言うのですが、刀を本当に数寄になる人なんて1000人に1人です。
ただ、あなたがその1人かもしれない。
そういう数寄者を探すために、この会をやっています。
別にこの会に来たから、毎回来なければならない必要もないし、刀を必要以上に崇める必要もありません。
美術館でガラス越しでは平気でも、手に持ったら刀に負けて動けなくなってしまう方もいます(横からすぐ助けるので大丈夫)。
本当に日本刀を手にしたとき、自分が刀に何を感じるのか、ちょっと覗く位の気持ちで是非参加してみてください。
第19回でお会いできることを楽しみにしております。
令和4年9月26日
姫路お刀同好会代表 廣瀬智史
本音を言うとアンタは偉い!